バルセロナがメンヘングランドバッハとCL予選の第6節で当たった試合をみました。相手の調子がよくなかったというのもありましたけど、やはりバルサは強かったですね。
守備面で、どのようにプレスをかけるのか見たかったんですが、MGがリトリートしていてほとんどボールを持てず、さっぱりわかりませんでした。
基本どちらかのサイドに追い込んでは人数を多くし、パスコースを切って奪っていくと思ったのですが、さっぱりわかりませんでした。
一方で攻撃は破壊力ありましたね。ネイマール、スアレスでてなかったんですが、代わりに入った選手も点を取って、穴がないなと。攻撃の基本コンセプトは中央にオープンスペースを作り、サイドに拠点を作ってそこに人を集めたうえで、たたみかけるようにそのスペースに入っていく。よく見ると、スペースを守っているだけの選手がMGには2人とか、3人とかいて人を掴めていない。これでは点を防ぐのも大変だろうと思いました。
で、思ったんです。バルサを止めるのには常識を覆すようなシステムがいるんじゃないかと。ウルトラCみたいな、これまでになかったシステムがいるのではないかということです。
今、バルサを防ぐ主流になっているのは、バルサに持たせてポゼッションさせ、自分たちはゾーンを敷きリトリートして防御し、一撃の反撃を待つ方法ではないでしょうか。つまりゾーンで守る方法です。でもこれだと、しっかり人をつかめないことが多い。
ではマンツーマンではどうでしょう。守るのにはいいんですが、攻めの時に攻撃が組み立てられないし、システムで戦うというメリットがなくなってしまいます。
ではどうすればいいか。空想してみましょう。つまり、ゾーンとマンツーで守ればいいんでは。
局面によってマンツーにする、局面によってゾーンにする、というのは難しいでしょう。だからマンツーとゾーンを組合わせるということになります。まあ普通のシステムもこれを基本にしているわけだから常識なのですが、これを具体的に論じてみましょう。
バルサの得点源は3人のトップMSNが絡むことが多いです。だからこの3人にはマンツーを附ける。そして一人だけ中央にリベロを余らせて他はついて行かせる。
バルサのFWはサイドに開きます。また後ろ(中盤)にも引いていきます。それらについていく。だから対応策としては、かなりこの3人のDFはついて動くことになります。フラットなDFライン、というものでなくなるかもしれない。また中央のスペースをがら空きにすることもあるでしょう。
サイドががら空きになることって、たまにありますよね。対角のサイドをがら空きにすること。このように、この場合、全くシステムが後ろはぐちゃぐちゃになる可能性がある、ということです。なぜならバルサの前線はぐちゃぐちゃに動いてミスマッチを作ろうとするのだから、こちらのDFも流動的に動いて、新しいDF概念を作る必要があるかも知れない、ということかな、お遊びだけど。
両SBとCBの3人、もしくはスリーバック的な選手が自由に動いて、更にCBが一人中央でスペースを埋める感じになるでしょう。
後ろの攻撃参加はゾーンでパスの出し手を防ぎます。中盤の2人、攻撃参加してくるSBをゾーン型のプレスで塞ぎこむ。具体的には中盤の3枚か4枚でサイドに追い込んで正確なパスを出させないようにする。FWの人間も協力して、パスに圧力をかけるわけです。
バルサの攻撃において、後ろの部分に圧力をかけるのは必ずしも難しくないと思います。ただ相手ボールになったあとのバルサのプレスをくぐることが難しいのと、前線の破壊力を封じることが何よりも難しい。
肝心な点は、前線をこのように空想だけで封じることができるかということですね。
ま、お遊びということで。この辺にしています。
では。