新・rona9229の日本サッカー応援の軌跡

移行しました。単なる素人です。がんばります。 

京都サンガについてきままに駄文

(この文は消すつもりだったのですが、何かの参考になるかと思い、消さないことにしました。何かの参考になればありがたいです)

昨日の磐田戦、凄かったですね。宮吉と、大黒が決定的な仕事をあきらめずにしてくれたわけですが、選手全員の気持ちがこもった引き分けだったと思います。今後につなげてほしい。

これまでさんざん言っていた原川については素晴らしい動きでした。あれをコンスタントにできるようになると、U-23代表のスタメンに食い込んでいくでしょう。パクチソンのように、マルチポジションでプレーできるイメージを持ってやってほしい。意識を変えたり、考えることで、もっともっとやれる選手だと思います。相手のクオリティが高かったら、こちらも同じようにクオリティを高めていく。勝敗を分けたものは、紙一重のようにも見えたので、頑張ってほしいと思います。

さて新社長となり、徐々に新たな色も出てくるようになるかもしれませんが、今後、京都サンガ、こうしたら強くなるんじゃないか、そういうアバウトというか、ぼんやりとした方向性を語っておきたいと思います。

大切なことは人財を揃え、いいゲームをすることだと思います。優秀な人材を揃えて、いいチームを作る。サッカーに関するいい人材を揃えることです。でもどうすればいい人材がそろうのでしょうか?

呼んでくるのではなく、育てることが重要だと思います。一部には、また『優秀なGM』を呼んできて、そのGMを中心にしてチームを作ろう、そういう話も出てきています。僕はそれには反対です。あまり多くは語りませんが、『優秀なGM』という定義があいまいで、どういうことをしてほしいのかがわからない。お金を払っても強力なチームを作るのか、無名の選手を発掘して中位を狙うのか、守備の強い下位で勝ち点を拾っていくチームなのか、若いチームなのか、ベテラン中心のチームなのか、GMによって得意分野は違うし、作るチームが千差万別だからです。

じゃ、誰がチームを作ればいいのか?何が必要というのでしょうか?発掘能力やコネ?

僕は今京都を導いてくれる人材に必要なのは『サンガへの愛情』だと思います。『京都サンガというチームを、愛している』、そういう『サンガへの愛情』というか、『紫魂』が流れている人材にこのチームを導いてほしいのです。

僕が今井前社長を簡単に批判できないのは、前社長が、明らかにこのチームのことを愛されていたからだと思います。現場介入をしたと批判がありますが、それも自分がなんとかこのチームを強くしたい、チームをよくしたい、そういう溢れる想いがあいまってのこと、そう思うからです。

ただ、前社長が失敗された点は、『京都サンガへの愛情』があったが、『京セラへの愛情』も持っておられた。スポンサーのことも考えなければならなかった。スタジアムや、スポンサーのことも考えなければならなかった。

バルサの社長(CEO?)だったソリアーノは、どういっていたか忘れましたが、組織には最後まで冷静な判断力を保ってお金の出し入れを管理する金庫番がいる。そう話していました。日本のサッカークラブの社長は、この金庫番の役割と、チームのビジョンを描く役割と、二つの役割を兼ねていると思います。

しかし理想をいえば、半分を『委任』をすることが大切なのではないでしょうか。サッカーに関することはサッカーに関する人間に任せて、社長はそれをバックアップする。営業、企画、運営、予算、それらについては話すが、チームのビジョンのことは強化部・普及部と監督に任せてしまうことです。『事業運営』と『チーム運営』のトップを分けることです。そして、信頼して、権限を委譲する。もちろん、最低限の関与は必要ですが、委任してのびのびと強化部・普及部をうごかす。

また強化は長期で図るのがいい。信じることです。そして、よりサンガを愛している人物、よりサンガにかかわった人物に託して、チーム強化を考えていくことです。

さて、強化部ですが、強いチームには強い組織があります。セレッソ大阪は一時バイエルン・ミュンヘンの組織を参考に組織改革を行ったそうですし、海外のクラブと提携してエッセンスを常に注入しているクラブもあります。グレミオと提携して優秀な外国人選手を取ってくる川崎Fがそうでしょうし、FC東京横浜FM、鹿島なども、海外とのつながりが深い。こういうクラブはスカウトがうまく機能していい外国人選手が入ってくるし、海外から日本へ入ってくるだけではなく、日本から海外へと出ていくルートも持っている。G大阪のように、代理人の大物がバックについて、支えているクラブもある。浦和、柏、名古屋、広島など、トップクラブの組織はそれぞれ強みをもっています

これらは、強い営業や、強い企画のセクションとともに、強い強化部を持っているということです。

ではトップクラブになるために、京都も強い強化部を作れないのでしょうか?また海外への選手の移籍先を見つけることができないでしょうか?

まず重視してほしいのは、京都はユースから成り立っているチームだということです。また京都に一度でも所属した選手を、ファミリーと考えるべきだということです。人間は強くなり、成長する、そのことを信じることです。

これまで、強い強化部、強いスカウトとは、高校や大学などに所属する選手と密接な関係を築いて、いい選手をクラブに集める人だと考えられてきました。ユース年代の代表を集めて強力なチームを作った時代もありましたし、今もその伝統は生きています。

しかしそのような強力なスカウトを持つチームに、京都サンガが太刀打ちできるでしょうか?

もちろんそういう選手に来てほしいのはやまやまです。しかしやや分が悪い気もする。

そこで地元の選手たちを育て、ユースをベースにチームを作ることに、京都は努力してきました。この点では、柱谷幸一監督の頃?いやもっと前から、京都の育成はぶれてないし、蓄積があると思います。それはユースに関わってきた人たちの努力の結晶であり、成果だと思います。

しかしこのユースの成果を、トップチームにつなげるにはどうすればいいのでしょう。

京都の強化部にとって、ユースの選手が育成されることが大切です。そして、トップチームに上がってからのユース選手の強化と、トップで育った選手の海外へのステップアップも重要な仕事になります。またチームと地域との連携というJリーグの理念と照らし合わせ、クラブが地域に貢献する、そういう姿勢も必要だと思います。(これは普及部門の仕事かもしれません)

スカラー・アスリート達がどのように集まってくるかは知りませんが、クラブを一種の学校として選手を育成し、その人財を地域に還元していく。そういうことを、柱谷幸一監督から始まって、歴代のGM、特に前代の祖母井GMなどは考えてこられたと思います。ここはぶれてはいけないし、ぶれずに京都がやってきたことを、誇りに思っていいと思います。

で、最後に、ここから多少突っ込んで、具体名を上げながらユースを中心としたクラブづくりのイメージを作っていきます。

まずベースです。

現在のチームの普及活動や、ユース全体の統括は、池上普及部長が統括されています。(祖母井前GMも関わられているのでは)ここが京都の魂になってもらって、ユースのベースや、京都サンガのベースを上げてもらう。ここをまず、チーム作りの中でしっかりする。

強化部については野口部長を中心にまとまる。まだ1年目ですが、和田監督との関係はどうだったかはわかりませんが、石丸監督やコーチ陣とは悪くはなさそうです。ここが中心となって頑張ってほしいと思います。

トップチームについては、若手中心に切り替え、要所をベテランが締める体制に徐々に移行すべきだと思います。若手を育てるのにレンタルもいい方法だと思います。若手がもうちょっと経験を積めば、もっともっと良くなると思います。

ユースから宮吉などの世代、原川などの世代、永嶋などの世代など、粒よりの精鋭が次々と上がってきています。下からは、その次の世代たちも上がってきています。彼らが活躍してくれることを祈っています。

ただ内部だけで育った選手は内弁慶になり、わがままに流れやすい。レンタルをすることは重要かもしれません。基礎的な技術や、戦術を、あらかじめ共有しておくことは必要ですが。

そして最終的には、ヨーロッパのチームへの移籍や、トップチームでの活躍から引退、フロント入りまでの流れを作れればいいなぁ、そう思います。

外部からの選手の加入はなるべく抑えて、必要最低限に限り、ユースを中心にチームを作る。そうすることで強化部の見る部分がはっきりし、求める選手にかける時間も、効率化できるのではないでしょうか。

外部の選手の獲得には、Jリーグ各チームに情報網を持っている選手を、引退後、フロントに入れ、活躍してもらう。(大黒、山瀬のような)

また海外へ出ていくときにサポートできる人材として、代理人と連携することは当然ですが、京都サンガと関わりのあった人物と、強化部が協力する。

韓国であれば、チェヨンスや、アンヒョヨン、パクチソンの知恵や、協力を要請したり、ブラジルであればオスカー元監督に聞いてみたり、欧州であればバキに聞いてみたり。祖母井前GMもおられるので、マネジメントできる方はおられるわけですが、そういうアドバイザーたりうる人材も、強化部がコネで確保しておくべきかもしれません。

また、大黒や、ジュビロの松井のような海外で活躍した選手には、海外に知り合いがいる可能性があります。それが選手を獲得する場合だけでなく、逆にこちらから移籍を持ちかける場合に、パイプになる可能性がある。こういう選手をフロントにいてもらうこともいいかもしれません。

ま、これらは、ブレストにとどまります。

ともかく、ユースを重視すること、その選手たちをトップにあげて、サイクルを作っていくことを、強化の軸にする。それが、京都の強くなる方法ではないかと思っています。

長くなりましたが、何かの役に立てばと思います。かなり思い切ったたわごとを書きましたが、お許しを願えればと思います。

(敬称略)

【 おまけ 】

去年から今年にかけてのCLの試合を見ているのですが、次はモナコアーセナルの対戦になりそうです。参考までに『ベンゲル・ノート』を読み直しました。ベンゲル監督って、オシム監督とそっくりの練習もしているのですね。オシム監督の練習を調べた時に改めて書くかもしれませんが、ともかくそのエッセンスをいくつか挙げておきます。

・GKに必要とされる能力は、スピードとクイックネスのような、スプリント能力である。したがってGKのフィジカルの練習は、持久系の練習ではなく、瞬発系の練習になるべきである。陸上に例えれば、持久系のマラソンと、瞬発系の100mが違うのと同じ。

ベンゲルはコートの大きさを変えて常に局面を抉り出して練習をしている模様。横に長い長方形のピッチ、縦に長い長方形のピッチ、小さな四角形、ゴールを置くか、それとも置かないか、様々な広さでピッチを創り、プレーさせている。

・いろいろ用意されたコートの中で、一番多用されたのが、ダブルボックス、と呼ばれたコート。ペナルティエリア二つ分を合わせた大きさのコートを作って、そこでゴールを置いて、7対7や9対9のような大人数での密集戦をやらせている。これはグアルディオラが、鳥かご、ボール回しを好んでいるのと同じ。つまり、二つのペナルティエリアの大きさのうち、1つのペナルティエリアバイタルエリアを、もう一つのペナルティエリアはバイタルからペナルティエリアに入ってからのプレーを訓練するためのもの。いわばドン引きブロックを作りだしてそこに敵味方がほとんど入って、パス回したりクロスしたりする練習

・またこのダブルコートでは、2対2、3対3、4対4などのユニットによる対戦、少人数での練習もさせている。通常のデュエル(対決)、1対1の延長や、少人数でのカウンター、ユニットプレーの精度を上げる練習のためと考えられる。

ハーフコートでの練習では、サイドチェンジや、中盤での展開、バランス、どうボックス内へ入っていくかの練習が10対10、7対7などでなされている。ゴールを置いたりもしている。相手選手を置かずに、マネキン(壁)を置いて、パターンの練習だけをすることもあったらしい。いかに組み立て、だれがどの役をするかの練習だったのだと思う。

・ゴールは大きいもの、小さいものを使ったりしている。GKもいたりいなかったり。(←GK練習があるから)小さいゴールを置くのは、コントロールショットのためか?

・練習時間は長くない。1時間半程度と記録は残っているが、つまり、サッカーの試合時間と同じ長さなのが偶然なのかはわからない。練習の密度は濃いほうが、つまりサッカーと同じ時間や感覚のように動いているのが好まれる。レストを取るのならば、開始45分後、もしくはアップを含めた時間+45分後にとれば、体がそう作られていくかもしれない。

・試合と同じかそれ以上に、常に選手が動いていて、ボールに触っている時間が長いほうが好ましい。さっき述べた練習ならば、ユース年代ではたくさんのダブルボックス、ハーフコートを作って、相手を崩す練習と、相手を防ぐ練習を、実戦形式で学ばせると有効かもしれない。これは部分練習である。小さなボックスはいくつも作れるので、たくさんの選手が同時に練習ができる。ただしコーチの目は届きにくくなるので、共通理解と、コーチの数が必要だが。いわゆる昔のストリートサッカーが狭い街角で小さなゴールを狙うため、技術の鍛錬になったのと同じ役割をこのダブルボックスの練習は果たすのかもしれない。

・先日書いた斜め後ろに控えるカバーリングザッケローニは『ディアゴナーレ(対角)』、『スカウトゥーラ(台形)』として日本代表に伝えていたらしい。この前はじめて知った。ベンゲルも『コンペンセーション(埋め合わせ?)』として、味方の空けたスペースを埋める作業のことを指示していたらしい。不勉強でした、すいません。セットプレーでボールの軌道に合わせて守備の陣形を組むこと、攻撃では逆に軌道に合わせて飛び込むことは、オーガニゼーションとしてP.128などに出ている。

・ハーフコートにしろ、ダブルボックスのような狭い地域にしろ、パスのタッチ数に制限をつける方法は、速い判断を養うために有効らしい。大黒のような天才的なワンタッチゴーラーまでなれとは言えないが、ワンタッチや、ツータッチで回す方法は、判断力を上げる有効な手段になる。

・トップの攻撃対サテの守備、サテの攻撃対トップの守備でレベルが低いほうがレベルアップすることは可能なのだろうか。ユースとトップの対決などならユースのレベルが上がるのは当然だろうが。ベンゲルは選手の組み合わせを色々と考えては練習をしていたらしい。

以上、ベンゲルの練習のエッセンスを取り上げてみました。あくまでも感想なので、真に受けないように。実際に『ベンゲル・ノート』を読んでみてもらえるとありがたいです。

おまけでした。

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