新・rona9229の日本サッカー応援の軌跡

移行しました。単なる素人です。がんばります。 

メッセージ・パスを編む

ユースの川崎Fとの試合を見ました。いい試合をしていましたね。よく走っていたし、長い精密なパスをよく通せるものだと思いました。

 

一方でです。川崎Fのサッカーも、よく整えられたものだと思いました。トップのサッカーをまねているのでしょうか、パスをつなげて、フィニッシュまで持っていくサッカーに、京都は一時防戦一方になっているようにも見受けられました。

 

それで思ったんです。育成として、どちらのサッカーが伸びるんだろうなぁ、って。パスが優勢な日本のサッカーで、走り回る京都のサッカーって有効なんだろうかって。

 

京都のサッカーの特徴は、統率された守備と、個人のドリブルなどのスキルと、そして決定的なミドルレンジのパスを通す技術だと思います。今のサッカーの特徴としてミドルレンジのパスの技術は高く評価されると思いますが、走り回る技術やプレスの技術について、プロや大学がどこまで評価してくれるのかよくわからないところがあります。

 

そこで思ったんです。このチームに、パスを繋げる、パスを編む技術をどのようにして伝えればいいのだろうって。パスがつながるうえに長いパスを通せれば、このチームは凄いチームになるぞって。

 

またそしてこれは、トップのチームの問題でもないでしょうか。

 

トップのチームも、今年はパスがつながらなくて苦労をしたと思います。前線までどのようにして運ぶか、パスをどうつなげるか。パサーがいる、という人もいますが、それだけで問題は解決するのでしょうか。

 

そこで海外のチームがどのようにしてパスを繋げているのか、調べてみたんです。参考にしたのはバルサです。バルサデポルティボとの試合の後半を参考にして、どうしたらパスがつながるようになるか調べてみました。

 

バルサのパス回しを見ていると面白いですね。ポンポンパスが回るし、長い距離のパスがピタッと選手の足元に収まる。通常は、あのサッカーは特殊だから真似しないように、ということになるのですが、今回はすこしこだわって調べてみました。

 

なぜ、あのようなパスサッカーをすることができるのでしょうか?

 

答えはあまりないのですが、一つの鍵は長いパスにあるのではないかと思いました。

 

バルサのパスって、長いですよね。通常のチームのパスって、ショートパスが多いです。選手間の距離が短くて密集してサポートしているからごちゃごちゃしたサッカーをすることになります

 

バルサは陣形を広くとります。4-3-3にせよ、4-4-2にせよ、4や3は可能な限り広がってピッチを広く使います。それぞれの選手が責任をもってパスを繋げる自信があるから使える戦術ですが、通常にパスを繋ぐ場合は、広く広がって、長いパスをパシパシ繋いでいきます。

 

相手チームが堅いブロックを作ろうとする場合、密集し連携することが必要です。しかし左右にあれだけポジションを広げてとられると、ブロックのために密集を作ろうとすると、ボールサイドに寄って反対サイドの選手を捨てる必要がでてきます。

 

バルサがきれいにパスを繋ぐための基本コンセプトは広げるです。左右に大きく広がって相手のDFも広げてしまい、1対1の状況や、フリーで相手を置き去りにする場面を数多く作るのです。

 

しかし左右に広がるだけでは相手の網に引っかかってしまいます。そこで考えられるのが3ラインです。横のライン、4-4-2ならば、横の「DFの4」と横の「中盤の4」のラインは大きく広がってパスを回し、相手を広げますが順番に横に回すだけでは単純です。相手に引っかかってしまう。そこで3つできている横のラインの間を行き来します。「中盤の4」のラインから「DFの4」のラインに一旦バックパスし、下げてから中盤の左右のフリーの味方に振ったり、「中盤の4」を飛ばして「FWの2」にいきなり当てたりします。これがパスを編む作業です。

 

味方が近くにいてサポートしてくれていたり、走り回ってくれていると何か、パスが通りやすい気がしますがそんなことはありません。ポジションをとることが大切です。適切な広いポジションをとり、味方を信じて自分の位置で、自分の役割を果たすことが重要なのです。

 

セレソンイングランドの4-4-2、オランダにルーツを持つ4-3-3などフォーメーションというものがあります。これらは守備戦術で威力を発揮するようにも言われますが、攻撃でもそれぞれのポジションに選手が適切な距離感をもって位置をとっていると強力な力を発揮するのです。

 

通常、フィールドの横の広がりをカバーするのには4人の選手がいる、4人いればサイドラインとサイドラインの間でプレスがかけやすいといわれます。日本で4-4のブロックが好まれるのは、守備を重視し、プレスを使う特性によるのかとも思いますが、4-4のラインを二つ作れば、フィールドに網をかける、ゾーン守備を行うことができます。よくこぼれ球が誰もいない地域を点々と転がっていくシーンを見ることがありますが、そのようなことはなくなります。

 

2つの点で、4-4の広がったゾーンは有効です。ひとつはこぼれ球や相手がオープンスペースに蹴って逃げることを許さなくすることです。ふたつめは各ゾーンにいる選手がファースト・ディフェンダーとなり、まず最初の壁になって時間を稼いでいるうちに、味方の選手が密集を作ってくれることです。

 

だから4-4、もしくはそれに近い陣形を作り、めいいっぱい横に広がっても、集散を早くさえすれば、堅い守備、プレス守備を行うことは可能なのです。実際にバルサは、攻撃の時に極端に広くフィールドに散り、守備の時は集まってブロックを作るを繰り返しています。

 

バルサのパス回しが魔法のように見えるのは、GKがパス回しに参加して、システムが変化することが一つあげられます。しかしそれ以上にパス回しがうまく回るのは、以上に述べたポジションからポジションにパスを回す際に、ワン・ツーを混ぜていくことがあります。

 

バルサは4-4-2、4-3-3の3ラインを自在に操ってパスを回していきますが、中盤や前線でブロックに引っかかったり、プレスに引っかかった時は、ワンツーを使ってパスを回したり、前のスペースに出るか、後ろのスペースに出て、フリーのラインにつなげてからパス回しを再開するのです。このワンツーの巧みさがバルサのパス回しの秘訣かもしれません。

 

日本人は勤勉ですから、走り回ることが好きです。だからガチャガチャ動き回るサッカーを好みます。しかし自分の持ち場を守り、動かないで、やってくるパスを待って繋いで、フィニッシャーにまでラストパスを送るのも大事な仕事なのです。

 

10人の味方が繋いでくれたパス、それを預かるのですからフィニッシャーの責任は重大です。海外においてFWの得点というのがうるさく言われるのは、FWというものが、試合の中で得点をとることに特化した仕事を持っているからかもしれません。

 

セレソンは4-4-2である、といわれます。これはその国の文化が、その各選手のポジションや役割、パスの回し方までを決めているからかもしれません。決まりごとがあるから、パスが美しく回っていくのです。

 

最後に、ある程度整理しておきます。

 

4-4-2でも、4-3-3でもいい。横のラインを広くとり、また3ラインと協力してパスを回すこと、3ラインはラインを飛ばしてパスを回してもいい。

 

集散を重視すること、攻撃時には広がっていて自分のゾーンにポジションをとり、攻守が入れ替わった守備時にはファースト・ディフェンダーとなり、こぼれ球を拾いやすくすること。

 

各ポジションの役割を決め、パスの回し方などの規律を整えること、ワン・ツーを多用し、スペースへ出たら大きく展開すること。

 

などです。

 

まとまりなく、いい加減な話になりましたね。こんなんでパスを編めるのだろうか。

 

まあ、残しておきます。

 

あなたが幸せになりますように。山ほどの幸運がやってきますように。もっと大きな幸運がやってきますように。もっともっと大きな幸せがやってきますように。

 

読んでくださったのならありがとう、感謝します。