新・rona9229の日本サッカー応援の軌跡

移行しました。単なる素人です。がんばります。 

攻めるパス

U20日本代表、決勝ラウンドに進んだんですか?よかったですね。イタリアとの試合はビデオに録ったので、楽しみにしていますが、見る時間あるかなぁ。

ウルグアイとの試合はちょっと見ました。ウルグアイ、危険な香りがプンプンするチームでしたね。南米を制したチームだそうですが、さすがにそういう得点の香りがしていました。

では、どこからそういう香りは漂ってきていたのでしょう?日本のサッカーと、ウルグアイのサッカーのどこが違ったのか?

これまでは、こういう戦術論的なことはレポート形式にして、手元においていました。しかし、今後、戦術論、戦略論、組織論として、もう少し多くの人に見てもらおうと思っています。それが、自分の好きなチーム、京都へと戻ってくればいい。

で、です。元に戻ります。どこが違ったのか。技術や戦術がウルグアイのほうが優れていたのはわかります。おそらく様々なところで違いがあったのです。ウルグアイはW杯のタイトルも取っているはずですし、最近の大会でもベスト4に入ったこともあるはずです。日本との差が、多分いろいろある。

その中で気になったのは、パスの質の違いです。ウルグアイのパスが攻めていたのに対して、日本のパスは攻めていなかった。

攻める、について、具体的に表現してみましょう。日本のパスは、選手がいいポジションに入った時に、選手にたいして入っていました。通常の相手なら、アジア相手なら、受けた場所がよければ、そこからの個人の打開能力で相手DF陣(いわゆるブロック)を壊しにいけるはずです。

だからパスは攻めなかった。リスクを冒さなかった。無難に足元に繋いでいったわけです。

ではウルグアイはどうだったか?

ウルグアイで感じたのは、「連動する」というような表現がよく使われますが、常に選手がポジションを修正し続けていることでした。漂っているようにゆらゆら場所を変えていく。まあ、これはパスコースを外すための予備動作で、日本人の選手にもこういう連動の予備動作をしている選手はいるでしょう。

ウルグアイが危険な香りを放ったのは、単純に言えば、マークが少しでも外れそうだと思うと、ミドルレンジのパスを出してきたことです。よくよく調べてみると、多分ウルグアイが出していたパスの長さと、日本のパスの長さが違ったはずです。日本はショートパス、ウルグアイミドルパス。でもオランダとか、チェコとか、そして王者・ブラジルなどもショートパスの使い手だといわれますよね。

ウルグアイに僕がうなったのは、ウルグアイミドルパスをスペースに出してきたことです。確率からいえば、成功率の低い、相手にも奪われやすいパスを、中盤でも試みていた。ただ一本一本のパスから意図がうかがえた。通れば、すぐに得点につながるような鋭いパスを出していたのです。

さっき、日本は無難に足元にパスを出していた、といいましたね。逆に言えばウルグアイは危険なスペースへのパス中心にゲームを組み立てていたことになります。

日本は後ろから、確実に足元に、足元に繋いでいく。ボランチのあたりからスルーパスを出し始める。いや前線の味方の動く先にパスを出していく。見ているこちらもここへ出すんだろうな、というところへパスを出していく。

一方で、ウルグアイのパスは、ユニットプレーとして、ここへ出し、次ここへ出し、ここへ出す連携で崩そう、というパスではなかった。

読めないんですよね。様々な予備動作、オープンスペースを後方の選手は考えているんだと思うんですが、選手のゆっくりとしたジョグの様な動きで常に陣形が変形していく。後方でのパス回しでも、陣形を変形させながら前へ出ていく。そして動く先へパスを出す。止まっている選手というか、DFに簡単に読まれるようなパスが少なかった。

パスを日本は順番に誰から誰に回して行こう、と、出し手(ボールホルダー)に対して次の選択肢が少なかった、少人数の受け手がパスを受けに行っていたのに対して、ウルグアイはアメフトのショットガン・フォーメーションのように、パスは前方へ向かって出し、なるべく前向きに走っているより多くの味方に状態のいいパスがつながるように、選択肢を広めてパスを出す工夫をしていました。

その結果が、おそらく動きながら受けた選手による崩しと、動きが一旦止まった選手による崩しの差になって、出たのではないかと推測します。(ウルグアイ戦、すべてを見たわけではありません)

ウルグアイは、スルーパスを狙うのは勿論、ポストに当てたリフレクションでどこへ動いていくか、ワンツーをどこに組み込むかなど、味方を動かして、いい状態でプレーさせようとするパスが多かったように感じました。しかも判断が早い。

これが単純に、守るためにボールを囲って持っていることがあった日本のポゼッションと、攻撃的に、日本の守備ブロックを削るポゼッション、ボール回しをしていたウルグアイの、差としてあらわれたのではないでしょうか。

時に、ですが、安全なパス回しを棄てること、攻撃的なパス回し、短い、近くの味方だけを狙うパスだけではなく、短いパスでも味方を動かすパスを出し、相手にプレッシャーをかけられるようになれば、日本は次のステップに行くと思うのですが、どう思われますか?

前方の、動いている味方に、攻めるパスを合わせる。こういうこと、できないですかね?もちろん前方へ出した後、相手に奪われた後を回復するプレスや、守備網の構築は必要なのですが…。

今日は、ここまでです。この戦術論が、次の考えにつながれば幸いです。

読んでくださったのなら、ありがとうございました。感謝します。