新・rona9229の日本サッカー応援の軌跡

移行しました。単なる素人です。がんばります。 

GKの位置・抜けていく技術 (20142015CL R16 チェルシーPSG)

いや、昨シーズンのチャンピオンズリーグめぐり、続けているんですが、この試合も凄い試合でしたね。

どう書こうか迷ってしまうのですが、とりあえず流れのままに書いてみます。

PSG(パリ・サンジェルマン)の試合はこれまで見たことがなかったのですが、ミランイブラヒモビッチチアゴ・シウバが移籍したチームだということは知っていました。

試合は華麗なパス回しのPSG、ゴリゴリ左サイドを押し込むチェルシーというスタイルで始まりました。

夜中に見たので、ヘッドフォンで聞いたのですが、スタンフォードブリッジのチャントというのは、独特の雰囲気がありますね、イングランドのファンは熱い。

しかしすぐに試合は荒れ模様になります。

PSGのイブラヒモビッチがオスカルへの背後からのレイトタックルで一発レッド!!各選手入り乱れて騒然としました。前半の早い段階でした。

しかしPSGはめげずに走ります。10人になったのですが、パス・アンド・ゴー、スペースへ走り込む味方にパスを合わせます。

チェルシーのほうは数的優位を生かしにかかり、前へ出て攻めに行きますが、主に左サイドを突いてオスカルを走らせ、ジエゴ・コスタと連携させます。

オスカル、うまかったですね。やはりトップクラスの選手のようです。

ジエゴ・コスタのほうもドリブルなどうまかったのですが、ペナルティエリアの中でのファウルをなかなかとってもらえず、いらいらしていました。結局この試合、彼はノーゴールに終わります。モウリーニョには誤算だったのかな?

さて、PSGはパスの起点になっていたイブラが抜け、前線でのポスト、散らしの拠点を失います。カバーニが孤軍奮闘しますが、なかなかキープできない。まただいぶ各選手、退場が頭に来ているようで試合は荒れ模様になります。

しかし、PSGでよく動いていた(というかよく画面に映っていた)右サイドのベラッティの対面にいたチェルシーのオスカルがイエローをもらって、やや積極的に動きにくくなったあたりから流れが変わり始めます。

PSGが中盤でのパスカットからカバーニへパスを出し、決定機を演出します。GKのクルトワがものすごい勢いで飛び出してきて、DFのカバーも入り、ポストにはじかれたのですが、PSGに「これはいけるかもしれない」、という雰囲気が生まれます。

ここから指示があったのでしょうか、パリは守りを固めに入ります。これまでのパスをつなぐポゼッションのスタイルから、カウンター気味に試合に入るようになり、これが勝負を分けます。持ちこたえつつ、カウンターを撃つ。このチームを、チェルシーは攻めあぐねます。

オスカル、アザールの両翼にジエゴ・コスタのトップは強力で、この3人をセスクが操っていました。ですが、カードが気になったのでしょう、オスカルを替えてウィリアムが入ったあたりから、攻撃力がやや落ちた感じがしました。

しかしモウリーニョは信じていたんでしょうね、選手たちを。

チェルシーはPSGのゴールをこじ開けにかかります。均衡が破れたのは後半もだいぶ終わりでした。セットプレーからジエゴ・コスタのミスキックがケーヒルの前にこぼれ、クリーンシュート、見事にネットを揺らします。

しかしPSGもタダではやられません。すぐにダビ・ルイスがCKからヘッドをたたき込み、同点、延長に入ります。

チェルシーは勝つためにドログバを投入(誰と替えたかわかりませんでした)、点を取りに行きます。そしてチアゴ・シウバのファウルを取り、PK。これをアザールを決めます。

これで試合、終わりかな、え、チェルシー勝ち上がったっけ、と思ってたら、チアゴ・シウバがまたもや同点ゴールを決めました。PSGのゴール裏はお祭り騒ぎでしたね。

PSGは結局CB二人のリスタートからのゴールで試合を決めたわけで、元CBのブラン監督、してやったりだったかもしれません。カバーニの奮闘も光りました。

あとPSGには、モッタ、ベラッティなどイタリア人が多かったのですが、イブラとチアゴ・シウバも含め、イタリアラインのようなものがあるんかなぁ、とも思いました。

一方チェルシーは、正直に言ってごめんなさい、あまり名前の知らない選手が幾人か出ていました。

前線はメジャーな選手が出ていましたが、ボランチのところ、後半コンビを組んだズマ、ラミレスという選手、それに左サイドのアスピリクエタという選手は、あまり知らない選手でした。チェルシーでは各選手、スタメンなのですか?

ラミレスはボールによく絡んでいたものの、ズマとも合わせ、どちらかといえば守備に重点を置いた布陣のようで、ここのボランチのところのクリエイティビティと、オスカルを下げたのが利いたかな、という印象でした。守備ではマティッチ、ラミレスとも利いていたのですが、攻撃へのリンクがいまいちかなぁ、という感じでした。

いや、でも、延長にもつれ込む、熱い試合でしたよ。面白かったです。

さて、最後に蛇足を2点。

まずGKについて。

先日、ゴールを3分割して、左右に寄せる守り方がある、と書きましたが、見事に二人とも真ん中守っていましたね(苦笑)。GKのポジションは奥が深いです。

ただカバーニが1対1になった瞬間に、チェルシークルトワが一気に34メートルダッシュして横へ出て「ここは通さん」と壁になったシーン、PSGのジリグが、横への移動ではなく、前後のポジションの移動でシュートを防いでいた姿は印象に残りました。

二人とも、左右は反応で守れる、ということなんでしょうね。

あとアザールジエゴ・コスタ、オスカルの突破力、抜けていく力について。

出し手のパスもいいんでしょうが、インサイドのファースト・タッチで受けてからの次の、アウトでのドリブルのタッチがみんな超絶うまかったですね。

チェルシーはどちらかというと、徹底してアウトタッチを使って相手をかわしているようでした。

インのタッチで受け、次のタッチでアウトに置く、そして縦へ仕掛けていく。アウトで運びつつ、インでも時々さわり、コントロールするようにする。

一歩でも前へ出れれば、体を相手の前に入れてインで内側に回れるようにします。抜けなければ時には足裏で止めるようなテクニックも見せ、シュートコースをあけていました。

ボールキープするときはインサイドのタッチ、つまり足の内側を使い、体の下かやや前に置くことが多かったです。

一方で、変化をつけたり、縦へ持ち出すときは、アウトを有効に使う。スピードが出るからですかね?

ともかく、やはりトップの選手はうまいですね。

単純に縦に運んでいるように見えて複数の足先の部位を使い、ボールのコースも微妙に変えていました。大きな切り返しも使いますが、そういう切り返しまでの、オスカルのように、右足一本でもインサイド、アウトサイドの小さなタッチを使うやり方は、見ていて面白かったです。

結局、PSGがアウェイゴールの差で次のラウンドに進みました。

チェルシーは少しメンバーを外していたか、メンバーを早めに替えたんですかね、10人にもなったし。

PSGには幸運な勝ち、チェルシーにはついてなかった試合だったと思いました。

ま、見ていて面白かったです。

ここまで、長い文、読んでくださって、ありがとうございました。感謝します。

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