新・rona9229の日本サッカー応援の軌跡

移行しました。単なる素人です。がんばります。 

京都をめぐる小さなささやき? OD(組織開発)?によるJクラブ改革という手法??

このささやきは、中村和彦『入門 組織開発』(光文社新書755、2015.5)という優れた本を読んで、その雑感を基に構成したものです。

ODとはOrganization Development(組織開発)の略です。組織開発を一言で説明するのは難しいかもしれませんが、やってみます。

前著に拠ります。

まず組織のマネジメントを「目的・戦略」、「構造」、「業務の手順・技術」、「制度(施策)」、「関係性」、「人(タレント=個人能力)」、の6つに分けます。

「目的・戦略」があり、それに沿って組織の「構造」があり、「業務の手順・技術」があって、それを「制度(施策)」で動かしていく、ということになります。ここまではしっかりと明文化できるもの、ハード面になります。

それに対し、「人(タレント=個人能力)」、「関係性」というものは、ソフト面、人の情のつながりや能力といった目に見えにくい要素です。

筆者の主張は、人間の善性・個人能力に働きかける理論(本の中では『Ý理論』とされ、定義されています)に沿い、組織のマネジメントのうちソフト面を向上することで、会社の質を高める、そういうことを話されているようです。

ただ筆者は利益を追求することや、成果主義にはやや距離を取り、人間的な要素に働きかけることを考えられているようです。

では、この組織開発や組織マネジメントによりJクラブ(としていますが、全て京都サンガに引き付けて考えます)がどのようにして、イノベーションを起こせばいいのでしょうか?

まず「目的・戦略」について。京都サンガの「目的・戦略」とはなんでしょうか?

利益をあげることでしょうか?サッカーを普及し、社会に貢献することでしょうか?トップチームがいい成績を収めることでしょうか?

個人的には、そのすべてが目的であり、そのすべてを充足することが求められていると思います。

では次、「構造」について、京都サンガは、どのような構造をしているでしょうか。総務、広報、企画、営業、経理、普及、強化ぐらいのセクションに分かれている?

僕はここの部分から、Jクラブの認識というか、組織のマネジメントのイノベーションとして、これまでの考え方を変えてほしいと思います。

僕は、京都サンガの組織とは、会社はもちろんながら、自分たちのトップチーム、ユースチーム、それにかかわる人々、そして自治体、スポンサー、マスコミ、サポーターまでを含んだ、地域に根差した、人の集合体というか、関係がある人々やその関わりのマネジメントとその結果が、京都サンガなんだと思います。

ささやきといいつつ大きな話になりましたが、名古屋にいたベンゲル監督が、サポーターの力は、そのクラブの力を示す、というようなことを話されたことがありましたが、全てのクラブに関わる人のそれらのマネジメントと結果が、チームの在り方であり、総合力ととらえるべきではないでしょうか。

では次、「業務の手順・技術」についていえば、普通の会社の機能というのもサッカークラブは備えているべきだとは思うのですが、トップチームへの業務、ユースへの業務、スポンサー・自治体への業務、マスコミへの業務、そしてサポーターへの業務がサッカークラブ独自の業務としてあり、それぞれ特殊であると思います。

そしてその優劣を、知識の蓄積を、つまり技術を、各クラブは競争していると思います。

ここでも構成員を広くとる、というイノベーションを起こしてほしいと思います。よくよくサッカークラブを観察してほしいと思うのですが、成功しているクラブ、長続きしているクラブというのは、サポーターがついくれているクラブということです。サポーターがいて、そのサポーターが熱心なクラブほど、同じように熱を持っている。

顧客がいる会社は強い、ということでしょうか?微妙に違うかもしれませんが、顧客や構成員の声に耳を傾けること、その満足度を満たすことが必要だと思います。

その意味で、ハード面で各顧客に対する「制度(施策)」を考え、ソフト面では「関係性」、「人(タレント=個人能力)」を活性化することが、京都サンガという『会社』だけではなく、『組織』、『地域』の質を高め、強化することにつながる場合があると思います。

これが、僕が思い描く、『サンガ・イノベーション』です。そのための手法として、『組織改革』というものが紹介されていますが、かなり多岐にわたるので、今回はそこまで入れませんでした。

ただ、トップチームだけではなく、組織の全ての部分が活性化する。トップ、ユースはもちろん、スポンサーも、自治体も、マスコミも、そしてサポーターや地域も活性化する。そういう手法を考えていくことが、京都サンガの、またJクラブの在り方であり、京存京栄(共存共栄)、みんなに幸せをもたらす道ではないでしょうか。

6つのマネジメントについて、それぞれ個別の具体的な動きを書くかどうかはわかりませんが、とりあえず、今思ったことを、ささやきとして、綴っておきます。

読んでくださって、ありがとうございました。感謝します。

(敬称略)

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