新・rona9229の日本サッカー応援の軌跡

移行しました。単なる素人です。がんばります。 

ビブスについて(京都サンガ関連)

京都サンガU-15が北海道で行われていたクラブユースの大会で、3位に入賞したみたいですね。選手ももちろんよく頑張ったと思いますが、監督や、コーチを含め、多くの人の情熱が、このような結果を生んだのではないか、そう思います。

02から22まで追いついて、また1点入れられても、最後に一矢報いそうになったとのこと、惜しかったなぁ、と思います。選手たちにはより一層精進してもらって、今後につなげていただきたいと思います。

ユースの活躍、心強い限りです。

さて、です。先にはベンゲル監督の『ベンゲル・ノート』から練習方法を考えましたが、今度は、オシム監督の練習方法を観察して、今後に生かせないか、考えてみました。

オシム監督の練習方法について、1つ指摘がされています。それは、ビブスを使った練習を多用したということです。それらのいくつかと、意図を見てみます。

例えばアップについては、3人のユニットを3組か、2人のユニットを3組つくるかし、3色の色を変えたビブスを着てもらいます。うち2組のユニットがボールをつなぎ、1組のユニットはそれを奪いに行きます。つまり6対3か、4対2をやるわけです。

ボールを奪われたユニット(3人組、2人組)は、奪ったユニットとすぐ交代し、スムーズにいろんな選手が中に入ってボールを追うことになります。一見、ボールを使った簡単なアップに見えます。しかし奥が深い。

この練習のよく考えられているところは、少人数で、多人数の選手からボールを奪いに行くことを考えられていることです。4対2、6対3というと、実戦ではなかなかお目にかかれない、と思ってしまいますが、3バック+1ボランチに2人のユニットがプレスに行ったり、4バック+2ボランチに3枚のユニットがプレスに行くとき、この4対2、6対3というのはよく表れる対戦枚数です。

もちろん中盤のボール回しにも参考になりますし、つまりこれはボールを確実に回すのと、ボールを隙あらば奪いに行く両方の練習になっています。コーンなどでエリアを狭めて回したり、同じ色のビブスには出せない(マーカーがついていたり、パスコースが切られていると設定)、バックパス、リターンパス禁止(より高いレベルのため)などの設定を加えることで、戦術的、技術的な伸びが期待できます。

これは実戦の中で、いかに技術を発揮するか、そういうトレーニングだと思います。

またビブスを使った練習には、4対4+2フリーマンの練習があります。

まず、4と4とフリーマンと3色のビブスを着ます。

まずは6対4の場合には、あえて守備側を少なくし、2フリーマンは攻撃に加わって、攻撃をやりやすくする。数的優位を生かした攻めをするわけです。逆から言います。守備側は少ない人数となり、少ない人数で多くの相手を守ります。考えなければならないし、守りの側も守備技術が上がります。これは、攻撃は数的優位をどう生かすか、守備側は数的不利をどう跳ね返すかという両方の練習です。

オシム監督の練習の優れていたところは、逆もやったということです。つまり6枚のDFブロックを、4枚の攻撃でどう崩せるかの練習もやったわけです。つまり4対6。

同数でも攻撃するのに難しいのに6枚が待ち受けているところを4枚で崩そうとすれば、そりゃ、頭使わなければならないでしょうね。

実際の練習では、6(4+2フリーマン)対4の攻撃練習をしていて、攻撃側がもたついたときに2フリーマンが相手側になってしまうパターンとして練習方法が載ってます。4対6(4+2フリーマン)の状況を造りだし、練習したわけです。

はじめから4対6の状況を設定した練習があったかはわかりませんが、やりようによってはありかもしれませんね。

まあ、前記の練習は、相手のDFブロックが、前線から相手中盤が戻ってきて強くなった、という局面を想定し、厚いブロックを最後まで4人で攻め切る、そういう練習だったのだとは思います。

ユニットのメンバー構成も、いろいろ考えて選ばれていたでしょうね。

オシム監督の練習は、まだ見ている途中ですが、どうも局面、局地での数的優位、数的不利、というものを強く意識したものであるように感じます。

ベンゲル監督の練習はコートの広さや位置を代えて、どこでどのようにプレーをするかを磨くものが多かったようですが、オシム監督の練習は人の動く量が多く、動き回って、常に人の数を多くし、数的優位を創るものだったように感じます。

ただこの練習では、数的不利を跳ね返す能力。守備の数的不利を跳ね返す選手、攻撃の数的不利を跳ね返す選手、数的不利を跳ね返す個人戦術、グループ戦術を考えるきっかけになったとも思われます。

オシム監督は、数的優位側、よく動く側に目をやられているようですが、受け身に回る側の技術、戦術を考えることで、また新しく強いチームを作れるのではないか、そうも考えられていたのではないでしょうか。

まだ、本を途中まで読んだところで読むのを止めてますが、参考までに書いておきます。

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