新・rona9229の日本サッカー応援の軌跡

移行しました。単なる素人です。がんばります。 

大分トリニータとFC東京の果たした役割 人を育てるー

強いチームを作るにはどうすればいいのか?京都サンガを強いチームにするのに、どのようなアプローチをすればいいのか、考えている。

その中で、『強化論』(田中直希著、パル出版)という本を読んだ。全部はまだ読めていないのだが、感じることは多々あった。いろいろあったが、水戸の鈴木徳彦氏のインタビューなど、面白い記事があった。

水戸はJ2でも人の知恵、工夫に工夫を重ねて重ねて、はじめて結果を出しているクラブなのだな、ということが、よくわかった。

選手の選考や、監督との意見のすり合わせなども興味深かったが、これまでのFC東京などのクラブでの経験から運営していくノウハウを鈴木氏が持っているということが、いかに重要か。そしてFC東京大分トリニータというチームができたことが、いかに多くの人材を生んだかに思いをはせた。

鈴木氏はFC東京の強化部で長年働かれ、また数多くの人材を育成されたようだが、クラブ・チームを立ち上げる、ということが、いかに大変か。またそれをいかに維持していくのかに知恵がいるのかがインタビューからにじみ出ていた。

京都サンガについては、その成立のいきさつをいまいち知らないので、少し措くが、FC東京が、東京ガスを母体として、東京全体をカバーするクラブとして、都リーグからJ1まで上り詰めた過程が、少しのぞき見えた気がする。

今のFC東京の運営自体については、イタリアから帰ってこられた、立石氏のインタビューで語られているのだが、FC東京が苦労して這い上がり、大きなクラブとなっていく過程で、多くの人材が育っていったことが、どちらのインタビューでもわかった気がする。

松下幸之助氏が、「松下電器は電気製品を作っている会社ではなく、人を作っている会社です」と語ったことは、有名だと思うが、同じように、「Jリーグは、スポーツにかかわる人材を育てている組織です」といっても過言ではないと思った。また同時に、「人は城、人は石垣」と呼ばれるように、スポーツにかかわる人材、Jリーグにかかわる人材を育成することこそが、Jリーグ繁栄の礎であり、種をまくことになるのではないか、そう思った。

大分トリニータもまた、県リーグから、辛酸をなめながらトップクラブにあがってきたチームだ。今、Jリーグ(J1からJ3に至るまで)に所属するどのクラブもが、多くの困難を乗り越え、闘ってきたクラブであり、誇りを胸に、存在しているのだとは思うが、大分は県の強力な支援もあり、またシャムスカ監督などの優秀な人材、また清武をはじめとする優秀なユース出身者を軸として、また様々な方面に人材を輩出してきたクラブなのだなぁと思った。(FC東京・立石氏の話による)

ゼロから立ち上げる、何もないところに、クラブを作る。Jリーグ自体が、何もないところにプロリーグを作ろうという夢のような話から始まって、ついに、ここまでの規模にたどり着いたのだが、これらの先人の苦労の数々を忘れてはいけない、多くの人の歩んできた道を忘れてはならない、そう思った。

もう一度言う、多くの先人の努力の上に、今のJリーグは成り立っている。ゼロから何かを作ろうとした人々の偉業を忘れてはならない。

また京都サンガも、人を中心に、人の努力の積み重ねで出来上がってきたのであって、ひとりとして人をないがしろにすべきではないのかもしれない。批判すべきこともあるだろう、しかし、まず人を育てなければならないし、人を生かさなければならないし、これまでクラブ史20年間の間にかかわってきてくださった、多くの人があって初めて我々の道や、楽しみがあることを忘れてはならないと思う。

Jリーグにかかわってきた人を大切にしよう、Jリーグにかかわってきた人たちを尊敬しよう。そこから未来は始まる気がする。

rona9229