新・rona9229の日本サッカー応援の軌跡

移行しました。単なる素人です。がんばります。 

Jリーグライセンス制度・京都フロントへの懐疑(僕は間違っている)

ここしばらく、京都サンガと距離を置いている。なぜか?京都が本気でJ1へ昇格する気があるのだろうか、という思いがあるからだ。

京都の経営状況はけっしていいとは言えない。特に累積の赤字が積みあがって、それを返済するために、かなり経費節減を強いられている状況だ。その中で、二つの疑問を感じてしまったのだ。

1.京都は経費を圧縮するために、あえてJ2に留まりつづけているのではないか?

2.京都は経費を圧縮するために、選手をあえて試合に出していないのではないか?

1については、まず夏の補強をしなかった点があげられるが、クラブに本気でJ1へ昇格しようという気があるのか、それとも「赤字を出さない」、「黒字を少しでも大きくする」方にかじをとっているのか、その2つの哲学は相いれないものではないかという思いがあるのだ。

誤解しないでほしいのは、間違っているのは僕の方で、京都サンガのフロントは、Jリーグの「優等生」のはずなのだ。Jリーグライセンス制度で求められている「身の丈」経営を実践し、JリーグNo.1(NO.2?)の黒字を昨年度は叩き出して見せた。「利益を出す」というライセンス制度の目標からいえば、京都はすばらしいチームなのだ。しかし、僕は懐疑する。

Jリーグ・チームにとって、そのミッションは、黒字を出すことなのか?

これは、Jリーグの唱えるライセンス制度への強い懐疑である。赤字でクラブが立ち行かなくなるのを恐れるのは分かる。しかしそれが行き過ぎていないか、と。僕はこうも思う、本来のJリーグ各チームの果たすべき役割は、サッカーの強化なのではないのか、と。つまりこうだ。

Jリーグ・チームにとって、そのミッションは、サポーターを満足させ、その目指す順位を確保すること、挑戦することではないか?

最終節で京都が対戦した栃木は、Jリーグの担当役員の方から、名指しで「身の丈でない」と批判を受けたクラブだ。しかし夢を追い続ける栃木と、利益にこだわっている京都を比較してみた時、僕は愕然としてしまったのだ。このクラブは、京都は夢を失ってしまったのではないか、と。

京セラというのは、優秀な会社であるが、ここ数年は利益を上げることに注力しているように感じる。最高益を更新したりしていたような記憶があるが、気のせいだろうか。しかし、京都サンガというチームは、その京セラの中で、どのような位置づけになっているのだろうか?利益を生み出すセクションなのだろうか?赤字を垂れ流す京セラ随一の厄介者なのだろうか?広報として、京セラの象徴として、日本に翻る旗ではないのか?この位置づけが定まっていないようにも思うのだ。

利益を出したらOK、それでいいのだろうか?利益を確保しても、夢を失ったチームは、翼の折れた、飛べない鳥ではないのか。

本当は二つの課題のバランスをとって、両方実現させるのがクラブチームの腕の見せ所なのだが、いまのところ、それを果たせているのか、疑問がある。一定の支出が必要なのではないか?J1へ復帰するよう、闘うべきではないか?

また2の問題がある。

現在、安藤、酒井、サヌなどがあきらかに不明瞭な、「怪我」という名目で、試合に出ていないが、それは、「契約未更改」ということなのではないだろうか。

ウディネーゼイアクィンタが契約の延長を断ったばっかりに、試合から干された、という昔の話を聞いたことがあるが、より安く、より長い期間の契約を結ぶために、これらの選手は、フロントの意向で試合に出されていないのではないか、という疑惑を僕は抱いている。

これは他の各チームでもある問題かもしれないし、タブーなのかもしれない。僕は間違っている。しかし今年の京都は、不自然な選手起用や、怪我が多すぎる。それの背景には、前述の経営の問題、「黒字を出すために選手と交渉する」、そういう姿勢があるのではないかと思うのだ。

真実は闇の中で、これらの選手が、外へ出ていくか、どうなるかということで、結局究明されるしかない。しかし、今の現状を変えてほしい、そう願っている。本当に大切なのは、利益を確保するのではない。結果を出しつつ黒字にチームを収めることなのだ。一定の支出が必要なのではないか?

チームはPOに向けて走り出している。水戸がえげつなく削りに来てくれたおかげで、チームのトップスコアラー・横谷が骨折して離脱、駒井も削られたようだ。もちろん京都もけが人を相手に何人か出しているから、おあいこなのだが、時期が悪い。しかし、ここから京都はどうするかだ。

安藤、酒井、サヌはPOに出場するのだろうか?彼らが戻ってくれば、選手層は、相当厚くなる。

ともかく、その行方を僕は注意深く見てから、まだ自分はしばらく距離をとるのか、見極めたいと思っている。

応援は当然する、しかし暗い気持ちを消せないのだ。

今シーズン、横浜FMや、神戸や、名古屋は赤字を一定出しても、夢を追った。それは日産や、楽天や、トヨタのプライドが、自分たちの看板としてのチームを、大切にしているからだろう。赤字の補てんが予測される、とそういうようなことを感じているのだが、少なくともJリーグライセンス制度とは、Jリーグをゆがめているのではないかという疑問を、今シーズン消せなかった。

もう一度言う、Jリーグに必要なのは黒字を出すことだけではない。Jリーグに必要なのは夢と希望なのだ。

確かに運営者として、利益を確保し、存続に気を配るのは必要だろう。しかしそれ以上に、夢や、各クラブの激突や、選手のいいプレーや、それを実現する条件の整備が必要なのだ。それがあって、はじめて人が、観衆が、興奮が、熱狂が戻ってくるのではないのか?

僕は間違った意見を持った、少数派であるとは自覚しているが、色々な意見があってもいいのではないかと思い、ここに記しておく。

(敬称略)

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